モダンデッキ紹介 カルドーサ8whack 後編
2020年4月12日 Magic: The Gathering前回の続き
(https://cjucjujp.diarynote.jp/202004120017307363/)
主要なデッキに対するゲームプランのメモ。
あくまでも横に並べて殴って勝つというコンセプトに沿ってどのように攻めるかという話。
前編ではバント石鍛冶とウーロザ、緑トロンについて言及したので残りをこちらで。
・赤緑ミッドレンジ(普段はグルールモンスターと呼んでいる)
基本:横に並べて殴る
サイド後:対策を意識しながら攻める
ピン除去は稲妻4枚以外は2マナ、全除去は神々の憤怒。これらでこちらの速度を落としてから漁る軟泥・強情なベイロス・運命の神クローティスとライフゲインで巻き返されることが多い。ライフを攻めつつも3T目以降を意識する必要がある。
主なゲームプランは①除去を受けながらもライフを削り、②ライフゲインを阻止してとどめを刺す。
①の遂行には発火の力線と横並べ戦略
②は2ターン目に出てきて壁兼回復役をこなす漁る軟泥が一番のネック。稲妻で焼けるのが一番だが所詮は4枚しかないカード。他は2マナ2点なので心もとない。できるだけ墓地に生物を落とさない戦闘を意識したい。クローティスやベイロスはちょっと遅いし大振りな動きなので危険度が下がる。
ここ20マッチほどは墓掘りの檻の代わりに暴れ回るフェロキドンを試しているがかなり良好。ゲインさせないだけではなく本体が強いし威迫のおかげで打ち取られづらいのでゲームプランにマッチしている(ただしティボルトと違って神々の憤怒で流されてしまう弱点がある)
・エルドラージトロン
基本:全力で殴りつける
サイド後:虚空の杯x=1と歩行バリスタを意識する。
1マナのカード(カルドーサの再誕とボーマットの急使)をサイドアウトしてマナ域をばらけさせ、1マナ域を優先的に使うことで2ターン目に虚空の杯という動きが逆にボーナスタイムになる場合がある。このプランがうまくいくと横に展開できているので1/1のバリスタはそこまで恐くない。
トロン成立→バリスタx=3は返しにライフを削るのが難しくなるので厳しい。こちらの展開がうまくいってないと終末を招くものもきつくなる。上記をケアできるのが発火の力線である。割となんにでもサイドインしてる凄いカードだなあ。
だいたい7枚抜いて力線3、巨人2、粉々(又はフェロキドン)という感じで入れ替えている。
・バーン
基本:全力で殴りつける
サイド後:全力で殴るがコーの火歩きは1枚で負けるので注意したい。
こちらの方がキルターンが早いので攻める側となる。着想元のリストもそうだがドラゴンの爪は絶対にサイドインしてはいけない。ライフを守るようなゲームプランを立てると負ける。
プロテクション赤の存在と稲妻のらせんによるライフゲインのおかげでバーン側が生物で守って火力で除去してゆっくり殴るというプランで来る。
ここで活躍するのが発火の力線である(何回目だこれ)
またプロ赤は仕方ないので現実の流出とかいオタクカードで除去する。コーの火歩き頼みのキープも多いのでスムーズに除去できれば勝ちも近い。巨人の出来事にも”軽減できない”1文があるので除去できる可能性があることを覚えておきたい。
サイドアウトするカードには悩んでいるが、力戦や流出といったキーカードキープをしたい都合上、噛み合いが悪くなりがちなカルドーサの再誕と飛行機械をまず抜いてから止まりやすく速攻に寄与しないボーマットの急使か除去に弱い信号の邪魔者を抜くべきだと考えている。
構造上かなり有利な相手だと思っていた(実際従来の型では大幅に勝ちこす有利マッチ)が、現在1勝2敗。だれか検証させてくれ
・ジャンド
基本:全力で殴りつける
サイド後:まずは力線を置けるかというところから始まる。あとは色事故してくれ~とお願いしながら全力で殴る
横並びに弱いデッキなのでとにかく横に並べる。全体除去は神々の憤怒か疫病造り士でどちらも3マナ。前者は色拘束もきつくて土地ダメージも相当期待できる。後者はサイドの入れ替え時にゴブリンが減るようにし、相手が3マナ揃うタイミングでクリーチャータイプの被りが少なくなるようプレイする順番に注意したい。
カルドーサの再誕と飛行機械を抜いて力線と巨人、あればフェロキドンを入れる。タルモがシンプルに強いので初子さらいがほしくなるマッチアップ。
・ドレッジ
基本:全力で殴りあう
サイド後:全力で殴りあう(と言いつつトーモッドの墓所を構える)
長期戦という概念とは無縁の超スピード対決になる。斬るか斬られるか。ただ普通に回すとドレッジには3点ドレインがあるので負ける。墓地対策として採用しているトーモッドの墓所は無謀な奇襲隊の怒涛を達成したりカルドーサの再誕の種になったりとサイドカードながらメインの動きを阻害しないのでホガーク全盛期からかなりお世話になっているナイスカード。壁となるナルコメーバか攻防一体の這い寄る恐怖に合わせて起動したい。
・5c人間
基本:ブロックされて減るクロックと相手が新たに展開してくるであろう生物にブロックされた結果何点削れるのかを意識して殴る
サイド後:上記+オーリオックのチャンピオンの対処。サリアもきついよ
相手も横並びなのに相打ち取りづらい大きさの生物が壁になるのでとても辛い印象。相手にとって致命的なカードも特に採用していない。
軍勢の忠節者がいる状態でパワー3で殴れると勝てるイメージ。なかなか厳しい
・アミュレット
基本:イリーシアのドライアドが出てこないことを祈りながら殴る
サイド後:力線置いて全力で殴る。忠節者も来てほしいなあ
相手が回るか回らないかなので祈りのマッチアップ。
力線が置けなかったら生物+火力でドライアドが落とせるように意識したい。
幸いにも最近は数が少ない
・赤単果敢
基本:生物は早めに焼く。ブロックで仕留められそうなら止める。溶岩の矢に注意する。
サイド後:力線はサイドイン。ドラゴンの爪を置かれてうまく守りに入られると負ける。2本目で爪を確認したら粉々を入れていいと思う。フェロキドンは信頼性が低いがタフネス1を減らしたいので入れる。全体除去としてコジレックの帰還が入っている場合があるが手札が複数あるのに3マナを立ててくるとかなり臭う。
2:1交換されやすい構造上、バーンよりもきついはず。
生物を丁寧に除去したいがタフネス3になりやすいので難しい。
空から殴れる飛行機械と信号の邪魔者の組み合わせが頼りになるが除去に弱い。メムナイトやボーマットの急使のような地上で止まる弱いカードを抜いてフェロキドンや巨人で圧力をかけていきたい。
地上が止まらなければドラゴンの爪が出ていてもライフを削るのは容易。
・感染(このデッキでまだ当たってないが不利なのはわかる)
基本:除去できるなら自分のターンでする。無理なら飛行を立ててあとは全力で殴る。
サイド後:テンポ損する除去ばかりなので序盤は荒廃の工作員に的を絞り、あとはブロックで止める意識で行く。
相手の方が1ターン早いので普通に殴りあうと負ける。
はらわた撃ちを採用していない都合上、稲妻以外ではどうやってもテンポ損する。相手の手札が悪いことを祈るべき。
おまけ
・ネオブランド
gold fishの上位にはいないが最近非常に多いと思う。またモダンプレリミナリではmatsuganこと伊藤敦先生とその信俸者が参戦しているのをよく見かける。
赤系アグロでは妨害が難しいデッキであり、ほぼ捨てゲーとなるマッチアップである。
最大の対抗策はライフを14以下にして祈ること。
掲載リストではネオブランド専用サイドとして墓堀の檻を入れているが2枚では引かないし1ターン目に置かないと意味ないからこちらの攻撃が遅れるし普通に割られるしと正直あまりよくない。
これ以上増えるようなら外科的摘出や精神恐しの罠(かなりアホくさいが真剣)といった0マナのカードか、ルーン炎の罠のように構えられてなおかつ1撃で勝てるカードを3枚以上検討したい
以上、カルドーサ8whackの紹介でした。
前後編に渡ってお付き合いいただきありがとうございます。
だいたい40~50tixで組めるデッキながら延々と3-2はするパワーがあるのでアグロ好きな方はぜひ試してみてください。
イコリア環境が来る前にと思って結果を出す前に投稿してしまったのだけが悔やまれる。
今後も調整とプレイングの検討をしながらリーグ周回と週1回のプレリミナリの出場をしていこうと思うので満足いく結果がでたら今度はnoteで投稿できればと考えています。
ではまた。
(https://cjucjujp.diarynote.jp/202004120017307363/)
主要なデッキに対するゲームプランのメモ。
あくまでも横に並べて殴って勝つというコンセプトに沿ってどのように攻めるかという話。
前編ではバント石鍛冶とウーロザ、緑トロンについて言及したので残りをこちらで。
・赤緑ミッドレンジ(普段はグルールモンスターと呼んでいる)
基本:横に並べて殴る
サイド後:対策を意識しながら攻める
ピン除去は稲妻4枚以外は2マナ、全除去は神々の憤怒。これらでこちらの速度を落としてから漁る軟泥・強情なベイロス・運命の神クローティスとライフゲインで巻き返されることが多い。ライフを攻めつつも3T目以降を意識する必要がある。
主なゲームプランは①除去を受けながらもライフを削り、②ライフゲインを阻止してとどめを刺す。
①の遂行には発火の力線と横並べ戦略
②は2ターン目に出てきて壁兼回復役をこなす漁る軟泥が一番のネック。稲妻で焼けるのが一番だが所詮は4枚しかないカード。他は2マナ2点なので心もとない。できるだけ墓地に生物を落とさない戦闘を意識したい。クローティスやベイロスはちょっと遅いし大振りな動きなので危険度が下がる。
ここ20マッチほどは墓掘りの檻の代わりに暴れ回るフェロキドンを試しているがかなり良好。ゲインさせないだけではなく本体が強いし威迫のおかげで打ち取られづらいのでゲームプランにマッチしている(ただしティボルトと違って神々の憤怒で流されてしまう弱点がある)
・エルドラージトロン
基本:全力で殴りつける
サイド後:虚空の杯x=1と歩行バリスタを意識する。
1マナのカード(カルドーサの再誕とボーマットの急使)をサイドアウトしてマナ域をばらけさせ、1マナ域を優先的に使うことで2ターン目に虚空の杯という動きが逆にボーナスタイムになる場合がある。このプランがうまくいくと横に展開できているので1/1のバリスタはそこまで恐くない。
トロン成立→バリスタx=3は返しにライフを削るのが難しくなるので厳しい。こちらの展開がうまくいってないと終末を招くものもきつくなる。上記をケアできるのが発火の力線である。割となんにでもサイドインしてる凄いカードだなあ。
だいたい7枚抜いて力線3、巨人2、粉々(又はフェロキドン)という感じで入れ替えている。
・バーン
基本:全力で殴りつける
サイド後:全力で殴るがコーの火歩きは1枚で負けるので注意したい。
こちらの方がキルターンが早いので攻める側となる。着想元のリストもそうだがドラゴンの爪は絶対にサイドインしてはいけない。ライフを守るようなゲームプランを立てると負ける。
プロテクション赤の存在と稲妻のらせんによるライフゲインのおかげでバーン側が生物で守って火力で除去してゆっくり殴るというプランで来る。
ここで活躍するのが発火の力線である(何回目だこれ)
またプロ赤は仕方ないので現実の流出とかいオタクカードで除去する。コーの火歩き頼みのキープも多いのでスムーズに除去できれば勝ちも近い。巨人の出来事にも”軽減できない”1文があるので除去できる可能性があることを覚えておきたい。
サイドアウトするカードには悩んでいるが、力戦や流出といったキーカードキープをしたい都合上、噛み合いが悪くなりがちなカルドーサの再誕と飛行機械をまず抜いてから止まりやすく速攻に寄与しないボーマットの急使か除去に弱い信号の邪魔者を抜くべきだと考えている。
構造上かなり有利な相手だと思っていた(実際従来の型では大幅に勝ちこす有利マッチ)が、現在1勝2敗。だれか検証させてくれ
・ジャンド
基本:全力で殴りつける
サイド後:まずは力線を置けるかというところから始まる。あとは色事故してくれ~とお願いしながら全力で殴る
横並びに弱いデッキなのでとにかく横に並べる。全体除去は神々の憤怒か疫病造り士でどちらも3マナ。前者は色拘束もきつくて土地ダメージも相当期待できる。後者はサイドの入れ替え時にゴブリンが減るようにし、相手が3マナ揃うタイミングでクリーチャータイプの被りが少なくなるようプレイする順番に注意したい。
カルドーサの再誕と飛行機械を抜いて力線と巨人、あればフェロキドンを入れる。タルモがシンプルに強いので初子さらいがほしくなるマッチアップ。
・ドレッジ
基本:全力で殴りあう
サイド後:全力で殴りあう(と言いつつトーモッドの墓所を構える)
長期戦という概念とは無縁の超スピード対決になる。斬るか斬られるか。ただ普通に回すとドレッジには3点ドレインがあるので負ける。墓地対策として採用しているトーモッドの墓所は無謀な奇襲隊の怒涛を達成したりカルドーサの再誕の種になったりとサイドカードながらメインの動きを阻害しないのでホガーク全盛期からかなりお世話になっているナイスカード。壁となるナルコメーバか攻防一体の這い寄る恐怖に合わせて起動したい。
・5c人間
基本:ブロックされて減るクロックと相手が新たに展開してくるであろう生物にブロックされた結果何点削れるのかを意識して殴る
サイド後:上記+オーリオックのチャンピオンの対処。サリアもきついよ
相手も横並びなのに相打ち取りづらい大きさの生物が壁になるのでとても辛い印象。相手にとって致命的なカードも特に採用していない。
軍勢の忠節者がいる状態でパワー3で殴れると勝てるイメージ。なかなか厳しい
・アミュレット
基本:イリーシアのドライアドが出てこないことを祈りながら殴る
サイド後:力線置いて全力で殴る。忠節者も来てほしいなあ
相手が回るか回らないかなので祈りのマッチアップ。
力線が置けなかったら生物+火力でドライアドが落とせるように意識したい。
幸いにも最近は数が少ない
・赤単果敢
基本:生物は早めに焼く。ブロックで仕留められそうなら止める。溶岩の矢に注意する。
サイド後:力線はサイドイン。ドラゴンの爪を置かれてうまく守りに入られると負ける。2本目で爪を確認したら粉々を入れていいと思う。フェロキドンは信頼性が低いがタフネス1を減らしたいので入れる。全体除去としてコジレックの帰還が入っている場合があるが手札が複数あるのに3マナを立ててくるとかなり臭う。
2:1交換されやすい構造上、バーンよりもきついはず。
生物を丁寧に除去したいがタフネス3になりやすいので難しい。
空から殴れる飛行機械と信号の邪魔者の組み合わせが頼りになるが除去に弱い。メムナイトやボーマットの急使のような地上で止まる弱いカードを抜いてフェロキドンや巨人で圧力をかけていきたい。
地上が止まらなければドラゴンの爪が出ていてもライフを削るのは容易。
・感染(このデッキでまだ当たってないが不利なのはわかる)
基本:除去できるなら自分のターンでする。無理なら飛行を立ててあとは全力で殴る。
サイド後:テンポ損する除去ばかりなので序盤は荒廃の工作員に的を絞り、あとはブロックで止める意識で行く。
相手の方が1ターン早いので普通に殴りあうと負ける。
はらわた撃ちを採用していない都合上、稲妻以外ではどうやってもテンポ損する。相手の手札が悪いことを祈るべき。
おまけ
・ネオブランド
gold fishの上位にはいないが最近非常に多いと思う。またモダンプレリミナリではmatsuganこと伊藤敦先生とその信俸者が参戦しているのをよく見かける。
赤系アグロでは妨害が難しいデッキであり、ほぼ捨てゲーとなるマッチアップである。
最大の対抗策はライフを14以下にして祈ること。
掲載リストではネオブランド専用サイドとして墓堀の檻を入れているが2枚では引かないし1ターン目に置かないと意味ないからこちらの攻撃が遅れるし普通に割られるしと正直あまりよくない。
これ以上増えるようなら外科的摘出や精神恐しの罠(かなりアホくさいが真剣)といった0マナのカードか、ルーン炎の罠のように構えられてなおかつ1撃で勝てるカードを3枚以上検討したい
以上、カルドーサ8whackの紹介でした。
前後編に渡ってお付き合いいただきありがとうございます。
だいたい40~50tixで組めるデッキながら延々と3-2はするパワーがあるのでアグロ好きな方はぜひ試してみてください。
イコリア環境が来る前にと思って結果を出す前に投稿してしまったのだけが悔やまれる。
今後も調整とプレイングの検討をしながらリーグ周回と週1回のプレリミナリの出場をしていこうと思うので満足いく結果がでたら今度はnoteで投稿できればと考えています。
ではまた。
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